Store #14 Glass Object

赤いガラスの蓋付容器。装飾品としてのオブジェ。

赤色のガラスには数種類あるけれど、本品では金を化学反応させて発色するゴールデンルビーガラスを用いている。その発明者として知られる17世紀ドイツの錬金術師ヨハネス・クンケルの名を取って「KUNCKEL GLASS」とも呼ばれている。この赤いガラスは、発色させることが難しい。そしてこの写真に見るように、深い紅は黒にも近い印象を受ける。しかし、ひとたび日光が差し込むと、強く鮮やかな紅が輝き出すのだ。店頭でご覧いただいた方にはその光景が伝わるだろうか。

厚みのある器形にカットを施し、西洋建築における石造りの塔のような姿をなしている。ガラス工芸に特有の、光の屈折を複雑に生じさせるようなカットではなく、このしたたかな深紅の魅力を極限まで高め、また静かに封じ込めるような意図を感じる。チェコ北部のガラス生産が盛んな町 Nový Bor にて、カットガラスを得意としたアーティストでありデザイナー、Carl Goldberg が制作したと記録に残っている。

 

寸法 / H20.0 Φ7.0 cm

購入地 / チェコ

年代 / 1910 – 1915

価格 / sold

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Store #14   Glass Object