作業開始

2018年度の最初の作業は、まず井堀(いほり)。冬の間たまってしまった水路の泥揚げ作業です。すべての水路を1日かけて集落総出でチェックします。その後の作業は、畦塗り。以前はすべて鍬(くわ)で行っていましたが現在では機械で行ないます。畦塗りを終えると田んぼに水を張り田起こし作業が始まります。こちらの写真は、畦塗りを終えた田んぼに水を張るところ。私たちの日常では、水道の蛇口をひねると水が出てくるのは当たり前のこと。しかし我が集落では田んぼに水を入れるだけでも幾つもの工程を踏まなくてはならず、田んぼに水が流れ込むことにちょっとした感動を生む。普段の当たり前は当たり前ではないということ。農業という仕事は、私たち人間の行いの原点を思い起こさせてくれる。さらに農業をするということは、もう一つの自分を持つということになる。今までの自分を俯瞰し、修正していく大切な場所となる。私にとっての農業は、人間が歩んできた道を辿りそこから新たな発見をする場所であり、自身の判断の確認を行なう場所でもあるのです。

 

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