room accessory

SKLOでは、チェコやドイツで買い付けた古いものを
room accessory(空間を飾るすべてのもの)と称し紹介
しています。それには、“もの”の見方を先入観から解き
自由に見ていただきたいとの思いがあります。
時を経たものが身に付けた独特の佇まいや趣は
とても魅力的です。しかし、時代の変容に伴い生まれた
新しい価値観との差異にこそ、
面白さが隠されているように思います。
古きものはいつでも古く、そしていつまでも
新しさを内包し続けるのです。

チェコ と ドイツ

2000年台初頭、初めてチェコとドイツを訪れました。
プラハの重厚な歴史が醸し出すクラシックな雰囲気。
一方、大戦や東西分裂を経て今に至るベルリンの先進性。
この対照的な街の変化を肌で感じていきたい。
それは SKLO オープンのきっかけとなりました。
チェコやドイツで出会った古いものを通し
皆さまと多くの楽しみを共有できれば幸いです。

オリジナル白熱電球

白熱電球は、消費社会の象徴ともいうべき消耗品です。
しかし、白熱電球の持つ固定化された価値、用途、目的を
解体することで、様々な疑問や、特別な意味に気がつきます。
SKLOでは、白熱電球の照明としての用途を取り払い
潜在する美しさを求めました。
さらに、数少ない生産工場を訪ね、職人たちとの対話を通して
ものづくりの崇高さを知りました。
すべてのものは消耗品です。古いものを捨て去ることは
簡単ですが、生産性とエコロジーのジレンマを打破できない
私たちは、今あるものや、過去のものに、新たな価値を
見出すことも必要なのではないでしょうか。
それは、とても創造的な生産行為であり
エコロジーなことだと思うのです。