額装の仕事

Exhibition
額装の仕事
2022年2月19日 (金) – 2月27日 (日)
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SKLO room accesories では以前からアンティーク額の販売と額装を行って参りました。
額装を通じて作品と向き合い、思い巡らすことは
日常に次なる景色を見せてくれます。
この度の展示では、古今東西の美しい額のご紹介に合わせ、お持ちの作品に合わせた額装のご提案も行いました。
この機会にぜひ、新しい額装の世界をお愉しみ下さい。
※展示会用の受注製作も承っております。
※会期終了後も額装のご相談は随時受け付けております。
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SKLOの額装は作品を引き立たせるためにシンプルなつくりをしていますが、そこにはいくつもの工夫を重ねています。
ユーゲント・シュティール(ドイツ語圏でアール・ヌーヴォーの意)のポスターにはカーブをつけた額を付けることで、描かれた流麗な曲線の装飾を引き立たせます。
建築の平面図には余白を生かしシンプルな細いナチュラルカラーの額をつけました。内側にわずかなステップをつけることで視線が一度止まり、フラットな図面から目が滑ることなく作品として鑑賞することができます。
古い楽譜の表紙を額装したものです。同じ額装の様ですが右は無塗装、左はクリアのオイルステイン仕上げです。オイルの浸透だけで少し印象が変わります。マット紙を用い切り抜くのではなくフラットでシンプルな仕上げに、フレームには段差を設けてリズムを出しています。
ヴァイオリンの静物画。チェコの画家、コマレックのリトグラフです。テーブルに置かれたヴァイオリンとカットグラス、漆黒の背景との対比が漂う物悲しさを感じさせ作品の世界に引き込まれます。モノトーンの画面にあわせて額を炭の様な艶消黒に塗装し、細めのフレームとマット紙で空間のバランスをとって静謐な印象に仕上げました。
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このようなオリジナルの額装のほか、アンティークの額におさめるご提案も行っています。どうぞご相談ください。
SKLo