ペトル ニ クル ?

足 跡 [2018 ライブペインティング作品]
約一時間のパフォマーンスの間に、虫に見立てたおもちゃの手作りの機械を使い、墨で和紙に描かれた作品です。おもちゃが紙の上を自動的に動き、様々な足跡を残します。作家は虫飼い及び世話役を果たします。「完成された作品の解釈は全く自由です。私にとって比喩的でヴィジュアル化されたカオスの理論のようなものです。」
„ Rád reaguji na impulsy a posílám je dál.
Rád jsem součástí živé hry.
Dotyk pro mne znamená ověření existence.
Charakterizovat se odmítám.“
衝撃に反応して、それを次へと送り出すことが好き。
生のパフォーマンスの一部であることが好きだ。
触れることは、自分にとって存在確認を意味する。
自分の特徴を言い表すことはしたくない。
Petr Nikl
1960年、チェコ共和国、ズリーン市生まれ。
80年代から制作活動を始め、版画や素描を中心としたイラストレーション、インスタレーション作品のほか、作詩や歌手活動、音楽と映像を交えたライブパフォーマンスなど様々なジャンルを横断しながら創作活動をおこなう。そのテーマは毎回異なるが、共通して実在、または架空の生物が登場する。90年代から絵と詩による絵本を発表。デザインの自由度が高く、美しく装丁された本は、Nikl氏の表現手法の一つであり、アートブックとしても楽しめる。